1. 銘酒市川 2002年連載コラム

お酒をおいしく飲むのには


2002年 連載コラム『焼酎をおいしく飲むのには』より

1. 焼酎(お湯割り)のおいしい作り方
 ~手間がかかりますが、できた旨さはもう格別です。~

1.容器(1.8Lびんでもなんでも可)に水と焼酎を入れて、一晩置き、水と焼酎を良く馴染ませます。水はミネラルウォーターのようなおいしい水がいいですね。でも水道水がおいしいところはそれでOK!そういうところにお住まいの方は本当に幸せですね。
※晩酌のとき、ついでに次の日の分を仕込んでおく?という習慣を身につけてしまえ
ば最高!

2.一晩置いて水と焼酎がちょうどよく馴染んだものを直火でお燗にします。黒ヂョカのような陶器がご用意いただければ最高!です。(お燗は沸騰させすぎますと焼酎本来が持っている旨味が逃げてしまいますのでご用心)その場で、お湯と焼酎を混ぜてつくったものと、一晩寝かしたものと比べてみてください。その違いにびっくりされるはずですよ。お湯割ってこんなにおいしいものなんだ!ときっと感じるはずです。是非、やってみてくださいね!!
2. 焼酎が先か?お湯が先か?
お湯割りにするとき、焼酎を先に注いでおいて後からお湯を入れるのか、それとも
お湯を入れてあとから焼酎を入れるのか。どっちなんでしょうか?

私は前々からお聞きしたいと思っておりました2000年2/14~16に九州に行った際、宮
崎・日南市
にある松の露酒造にこのことを聞いてみました。

答えは後者、「■お湯を入れてから焼酎を入れる■」とのこと。
理由はとお聞きしたら、「決まりごと」なのだそうです。
理由などなくそうしなければいけないしきたり?なのだそうです。

温かいお湯を先に注いでおき、後から焼酎を入れることによって、焼酎は温度が低い
ため、このとき
グラス内では対流が起こり、お湯と焼酎がじっくりと混ざりあうのです。
それにより最後まで温かいお湯割りを楽しむ事ができます。
(反対に焼酎を先に入れた場合は、グラスの底まで温まりにくく、飲んでいる途中で
冷めてしまいます。)

※あまりにも熱い(沸騰しているくらい)お湯で焼酎と割ることはやめてください
ね。
ツーンと匂いが強く感じられてしまい、オススメできません!

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