1. 2000年ミレニアム連載コラム

お酒をおいしく飲むのには


2000年『ミレニアム連載コラム』より

1. 風邪と風呂
 風邪のときはお風呂にはいって暖まって寝た方がいいのかなあ。どなたかお教えください?との質問に千葉県がんセンター整形外科石井猛先生がお答えくださいました。
 風邪を引いても体調がすごく悪くなければ風呂は問題ありません。ただし、風呂からあがったら早めに寝るように。目安としては発熱が大人で 38度以下、子供で38.5度以下なら普通は問題ないと思います。
 子供は3歳以上では元気なら下記のとおり風呂可でよいですが、2歳以下は体力がありませんので、風邪の時は原則的に風呂は入らないほうがよいです。もちろん、3歳以上でも医師に診てもらっているときは、先生の指示にしたがって くださいね。
 さらに6ヶ月以内の乳児ではとくに体力が無く、また6ヶ月以内の乳児では風邪は普通引きませんので、発熱して風邪かなと思ったら様子を見ないで即日、小児科にかかること。4ヶ月以内の乳児の発熱は即入院検査(髄膜炎や肺炎のことがありますので)が小児科の常識になっていること。乳児のいる方はこのことは覚えておいて損はないと思います。【千葉県がんセンター整形外科石井猛先生】 
2. 酒風呂
 大変気分的にリッチな方法を紹介します。お風呂の湯船にお酒を入れて、楽しもうというものです。色々貰い物したりして、その中のお酒で自分が飲むにはどうも気が進まなかった、また飲み忘れて古くなっておいしくなくなってしまった、そんなお酒などがあったらもう最高です!
 普通、この様なお酒は料理酒などに使いますが、これをお湯を張った湯船に1升の半分(約5合)をドボドボと入れます。湯気は酒臭くなりますが、湯そのものは変化はありません(なめても、酒の味はしません)。小さい湯船か、ケチって使えば1回分1升の1/3でも良いでしょう(1升で3回使えます)。
効能:その1. 湯冷めしません。
 冬の寒い日でもお風呂からあがて30分ぐらいは、まるで夏の日に長風呂した様に、いつまでも体が火照っています。心から暖まります。風邪の引き初めの時などは特にいいと思います。
効能:その2. 身体がスベスベになります。
 肌が艶やかになり、シットリと潤いを感じさせます。まるで、肌が若返ったかと思うほどです。特に女性には人気です。事実、入ったあと湯が白くにごります。これは毛穴等が開き肌の不要物がお湯に溶けだした物と、私は思っています。
効能:その3. 一家全員が入れて、その上安価である。
 安い日本酒を買ってきても高々800円位で求められるでしょう。高くても1000円止まりで買えるでしょうから、1回の使用料は4~500円でこれだけのリッチさと、家族全員の健康に寄与することはないでしょう。へたな入浴剤など足元にも及びません。
効能:その4.入浴後でも、身体は当然酒臭くありません。
 自然志向の世の中、このごく素朴なお風呂は価値があります。いかがですか?
3. 「福来純」三年熟成本みりん(生詰)とさいしこみ甘露しょうゆでおいしい”うなぎのたれ”を作ろう!!
★おいしいうなぎの一般的なたれの作り方をご紹介します。※ 関東風です。
たれの分量(割合)
・甘露醤油 3  
・福来純本みりん 2  
・砂糖 1 (白ざらめがお勧めです。)
・日本酒 1 (料理酒でもかまいませんができることならば、原料名に糖類・酸味料等が入っていないお酒をおすすめします)
作り方
上記のものをあわせ、火にかけて砂糖をとかし、浮いてくるあくをとりながら少し煮詰めます。
【うなぎの浜名湖山吹 佐藤清也様よりお教えいただきました】
http://www.yamabuki.co.jp/

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