番外編.バレンタインデーの楽しみ方
市販のバレンタインチョコでもウイスキーだけでなく日本酒や焼酎のチョコレートボンボンなどお酒をを織り交ぜたチョコレートをよく目にするようになりました。 そこで今回はおうち時間を活かして自分が好きなお酒をバレンタインらしく楽しむヒントをご紹介。 ぜひお試しください。
【その1.日本酒生チョコ】
ココアのほろ苦さととろける生チョコ、美味しいですよね。そこに大好きな日本酒の風味が加わったら…。めっちゃ美味しいんですよ。
チョコレートは明治の「大人の生チョコ〜日本酒〜」のレシピが一番簡単ではないかと思います。
参考URL→https://www.choco-recipe.jp/milk/recipe/251.html
【その2.日本酒アフォガード】
酒粕アイスにホットショコラ×熱燗酒のブレンドを振りかけて。
酒粕アイスは少し解凍した市販のアイス150gに大さじ1杯の酒粕を水溶きしたものをよく混ぜ再冷凍の簡単仕様。
ホットショコラはネットのレシピ(牛乳200ml、生クリーム25mlを温めたのに砕いたチョコ50gを入れ溶けたらはちみつ大さじ1/2)を参考にしました。風味はやっぱり手作りですが、森永ココア代用ならもっと手軽かも。日本酒は先にショコラ作成中に入れず食べる前にショコラ、お酒ともに熱燗温度(50度)にして1:1にブレンド。
酒粕、日本酒とも煮立てないのでアルコール分が飛ばずお酒の風味もしっかり残ります。
使用する日本酒はやはりお燗に向くタイプがいいと思いますが、吟醸酒でもホットワインやホットサングリアのようなフルーティーさジューシーさが出てお燗映えするタイプがあるので、お好みのお酒が吟醸酒でしたら、おちょこ一杯お燗して味見してOKなら使ってみてください。
1.カレンダー(イベント)に結び付けて
昔、「日本全国酒飲み音頭(♪一月は正月で酒が飲めるぞーのアレ)」という歌がありましたが、その延長ですね。今日は何の日~毎日が記念日~(https://www.nnh.to/)のようなサイトがあります。366日ほぼ毎日何かの「記念日」だったりするので、記念日をテーマに理由付けするわけです。
例えば「29日」は「肉の日」ですが、単純にフライドチキンや焼肉でもいいですし、お酒に添った味付けをした肉料理にチャレンジして楽しむ。マッチングすると「してやったり」な体験ができたり、我が家の定番になったりします。今はネットにはレシピがたくさんありますから、困ったらレシピサイトも活用してみてください。
また、9月9日は重陽の節句ですが、食用菊を用意して日本酒に菊の花を浮かべたり、焼酎で菊酒を仕込んで嗜むという日本古来から続くお酒の楽しみ方をするのもまた、風流です。宅飲みゆえに自分好みで自由に行事に結び付けてお酒を楽しめてしまうのです。
2.色んな温度帯を存分に
最近では、抵抗のないお客様も増えましたが、以前は「吟醸酒をお燗にするなんて邪道だ」という考え方も確かにありました。お酒にもよりますが中には、ホットワインのようなフルーティな香気が甘味出たり、意外と自分のボリュームラインが実は吟醸酒のぬる燗だったという発見があったりします。
また、濃醇な生原酒は夏場は重たいなあと感じたらオン・ザ・ロックにしてみたり、常温の冷やだとちょっとボケるなぁというお酒はキリッと冷やせば張り詰めてピンと筋の通った凛としたお酒となったり・・・。温度帯でお酒の味はガラリと変わります。
家のみの1升瓶なら量は十分にあるのでいろいろな顔つきを試すことができます。4合瓶でも、お椀に熱湯を張って、おちょこ燗を使えば少量のお燗を手軽にすぐに温め試すことができます。(やけどには気を付けてくださいね。)
3.日本酒サングリア・果実酒を作ってみよう。
日本酒やワイン、焼酎に梅や梨など果物を加え、おうちオリジナルのフレーバーをお楽しみいただけます。
※お家で果実酒やサングリアを製造する場合は、酒税法違反になってしまう場合がございますので、ご注意ください。
参考)国税庁「お酒についてのQ&A」【自家醸造】「Q1 消費者が自宅で梅酒を作ることに問題はありますか。」
■元のお酒のアルコールは20度以上。20度未満のアルコールを使用すると違法です。
■「ぶどう(やまぶどう含む)」「穀類(米、麦、あわ、とうもろこし、こうりゃん、きび、ひえ若しくはでんぷん又はこれらのこうじ)」を漬けるのは違法です。
■上記のルール内で自ら(同居の親族含む)消費するためならOK。他人の分を代わりにつくったり、販売は違法です。
◎日本酒・ワインのサングリアは特にご注意ください。
日本酒やワインのはベースが20度未満のお酒なので、果物にお酒が染みるから、また逆にエキスがお酒に出るからと漬け込んでしまうのは再発酵の恐れがあるので違反です。
サングリアというよりカクテルというべきかしら。果物は飲む直前に混ぜましょう(もちろん葡萄はNGです)。果汁が染みだしやすいので冷凍フルーツを使用する(解凍させて少し潰して果汁を出して混ぜる)というのも手です。
日本酒で漬け込みたい場合は、当店ですとアルコール度数が20度から21度の玉川 自然仕込 純米酒をご用命ください。
(北錦&山田錦。なお、備前は20度未満、また酒造年度によっては20度未満になる場合がありますので注意が必要です)
4.飲み比べを楽しもう。
テーマを決めて720mlを3本まとめて購入。例えば当店ですと、正雪、英君、臥龍梅の静岡清水の同じスペック(純米吟醸・山田錦等)や価格帯のお酒を飲み比べる。近隣の蔵元なのにその個性は全然違う発見が楽しいです。また、特別なこだわりがあるお店や銘柄縛りのイベントでしたら経験出来るのですが、同じ蔵元さんの本醸造・純米・純米吟醸を一緒に比べてみるというのも家飲みならでは。実は本醸造が一番好みのタイプだったと気づいたりする方もいらっしゃいます。
5.テイクアウトを利用しよう。
宅飲みに飽きてしまうのには、やっぱり居酒屋や飲食店のプロのお料理は格別の美味しさが恋しくなるというのがあります。
昨今の情勢で、テイクアウトを始める飲食店様が圧倒的に増えました。また、各自治体町の商店を活性化させるためにお得なプレミアムクーポンを発行していたりするので、それらを利用して近所の新しいお店のテイクアウトを利用するのも新たな発見が生まれ晩酌に変化をもたらします。
また、こう言うと飲食店様には怒られてしまうかもしれませんが、やっぱり宅飲みのメリットは外呑みに比べて酒代がお得なので、プロが腕によりをかけた美味しい肴をいつもよりちょっぴりグレードを上げたお酒で楽しむのも至福の家飲みとなりますよ。